がん治療専門医によるオンラインセカンドオピニオン

 多くの海外在住の患者様にとって、経済的な制約や医療情報へのアクセスの困難さにより、国際水準の医療機関や専門医の診療を受ける機会を得ることは容易ではありません。その結果、最適な治療法の選択を逃したり、治療の開始が遅れてしまうケースも少なくありません。

 こうした課題を解決するため、東京国際メディカルセンター(TIMC)では、日本国内で国際的に高い専門性を持つ医師によるオンラインセカンドオピニオンサービスを開始いたしました。海外にお住まいの方でも、TIMCのウェブサイトを通じて会員カードの登録から、オンラインセカンドオピニオンの予約、病歴情報の入力や医用画像データのアップロードまで、必要な手続きをすべてオンラインで簡単に行っていただけます。

 セカンドオピニオンに不可欠なDICOM形式の画像データについても、クラウド経由で安全にご提出いただけます。患者様からご提供いただいた病歴や画像資料をもとに専門医が丁寧に診断を行い、第三者としての医学的見解をお伝えします。

 さらに、日本国内の大学病院などでの治療をご希望される場合には、適切な医療機関への紹介を含むサポートを提供し、治療が円滑に進むよう支援も行っております。

 TIMCは、地域による医療水準の格差や、国際医療における高額な費用負担といった課題を乗り越え、世界中の患者様が日本の専門医による質の高いセカンドオピニオンを手軽に受けられる社会の実現を目指しています。

水口医師代表挨拶

初めまして。東京国際メディカルセンター(以下、TIMC)の水口義昭と申します。

TIMCは、国や地域によって異なる医療制度や医療格差という、単純ではあるものの解決が難しい課題 に取り組んでいます。たとえ同じ国であっても、地域によって医療へのアクセスや質に差があるのが現実です。私たちは、日本と各国の医療現場や社会制度の違いを深く理解し、海外の患者の皆さまが何を求めているのか、そして日本の医療がどのように貢献できるのかを探ってまいりました。

その結果、自国にいながら日本の先進医療を受けられる仕組み、そして必要に応じて日本での治療へと安心してつながることができる「医療のHUB」としてのシステムを構築いたしました。これは、現場の声を反映し、これまでにない独自性を持つユニークな仕組みであると自負しております。

私たちTIMCの最大の使命は、国境を越えて医療格差を埋め、より多くの方々に質の高い医療を届けることです。国際情勢が日々変化する中で、医療もまた進化を続けています。TIMCも常にアップデートを重ね、最先端の医療を安定的に提供できる体制を整えてまいります。

皆さまの健康と生活の質の向上に少しでも貢献できることを願い、ご挨拶とさせていただきます。
 
東京国際メディカルセンター 代表医師
水口 義昭

水口代表医師プロフィール

北海道札幌市に生まれ、10歳のときに埼玉県さいたま市へ転居。埼玉県立浦和高等学校を卒業後、日本医科大学に進学。
平成9年、日本医科大学付属病院の消化器外科に入局。

その後、大学院にて医学博士号を取得し、文部科学省特別研究員として基礎医学研究に従事。
さらに、米国ピッツバーグ大学病理学教室への留学を経て、国際的な視野を広げた。

帰国後は、臨床・研究・教育の分野に携わりつつ、2016年より栃木県宇都宮市のさつきホームクリニックにて在宅医療に従事。
栃木市の星風会病院では診療部長として、重症心身障害児・者の医療にも取り組む。

2019年、地域に根ざした包括的な在宅医療を実現するため、「やよい在宅クリニック」を立ち上げる。

現在は、東京国際メディカルセンター(TIMC)の代表医師として、国際医療連携にも尽力している。

好きな言葉:Stay hungry, stay foolish(スティーブ・ジョブズ)
尊敬する人物:Bruce Lee、Mike Tyson
好きなスポーツ:水泳、相撲

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